こんにちはだいきーとです。
今季はサッカー選手としてはグラウンドに立ちそうにないです。
めっちゃサッカーしたいんだけど、これはしょうがない。
分析する能力
その話はまたするとして、今季は大人の方(18歳以上のアマチュア)の第二監督やってます。
登録上は第一監督なんですけど、実際の役割は第ニ監督。
コーチングスタッフとして自分の名前一人しかいない。
これにはいろんな理由があるんですが、サッカー協会の方がライセンスを持ってない人は監督として登録できませんよーって規定を厳しくしたから。
まあそんなことはいいとして、先週末からリーグ戦が始まっているので自分の試合以外もリーグ戦で戦う相手の試合もできるだけ見に行きます。
いわゆる偵察ですね。
正直、サッカーに魔法とかなくて、誰が言ったか忘れたけど『何にも知らないで戦いの準備をすれば、ほぼ負ける。自分を知知って戦いの準備をすれば、たまに勝てる。自分も相手も知って準備すれば、ほぼ勝てる』的な名言のとおりです。
監督って大変だなーと。
まず自分を知って、そして相手を知って、次の週末までに新たな戦いの準備をする。
単純なんだけど、結構日本では軽視され気味なんじゃないでしょうか。
1試合しか見てなかったら、多分負けてた
そんなわけで、リーグ戦第2節の試合を見てきました。
自分たちの試合は明日(現地時間の日曜日)。
この試合は土曜開催なので、最初から最後までゆっくり見れました。
偵察に行ったのは オンセ・カバジェーロス と クレンデス・シュベントゥー の試合。
オンセ・カバジェーロス、直訳すると11人の騎士たち。
こういうちょっと恥ずかしい名前を付けるだけあって、比較的新しめの1970年代に作られたクラブです。
ちなみにたぶん10年くらい前になりますが、オンセ・カバジェーロスに一時期だけ所属してシーズンの残り2ヶ月くらいをプレーするはずだったんですが、降格寸前のチームだけあって縦に蹴ってとりあえず戦う!みたいなプレースタイルで、ただ縦に蹴るんじゃなくて、コーナーフラッグに向かって蹴れ!って味方に要求して監督にそれが『戦ってない!』って取られて、それでハーフタイムに監督と口論して辞めました(笑)
チビの自分が180cm以上あるディフェンスと競り合ったって勝てるはずないんだから、だったら可能性のある方を選ぼうよ!って、理論的に考えてたんだけど、今思うと理屈っぽくて肉弾戦から逃げてるって感じに取られたんかな。
ま、これに関しては自分が間違ってるとは思ってないけど。
先週末にこのチームの試合を30分くらい見てるんですが、守備的にかなり組織されてるなって印象はあったんです。
この試合でも守備時の、スペイン語だとポシシオナミエント(Pocisionamiento)こと全体の位置取りも前進しててボールを失った瞬間にすぐに取り返しに行くプレッシャーのかけ方も、おそらく練習したんだろうなって思うくらいチームとして守備してました。
そして、メモにも攻撃は『ダイレクトアタック(Ataque directo)』って書いてあるくらい、ディフェンスから長いボールを入れてた。
だから今日見に行った時もあんまり変わんないだろうなーと思ったら、かなり間違ってました。
確かにダイレクトアタックはうまい。
スコアは7-2でオンセ・カバジェーロスが勝ったんですが、そのうち3ゴールは『ダイレクトアタック』のこぼれ玉、スペイン語でセグンダ・フガーダ(Segunda jugada)からでした。
これはかなり練習したんだろうなと。
でもスペイン語でアタッケ・コンビナード(Ataque combinado)こと『パスサッカー』させてもなかなか悪くない。
自分が今いるディビションだと、よく一方のサイドしか見ない(見れない)選手が多いんですが、そんなことはなく結構グラウンド広く使ってました。
一方のサイドしか見れないのって、結局1週間で練習してないんだろうなーとしみじみ思います。
ま、時間もないんでしょうが。
そんなことは置いといて、オンセ・カバジェーロス、結構良いチームだ。
サイドバックも面白い選手いるし。
前見た試合だと、とりあえず縦に急いでる印象があったんだよなー。
でもよく考えてみたら、オンセ・カバジェーロスのアウェイでグラウンドは比較的小さめ。
今日はオンセ・カバジェーロスのホームグラウンドで、彼らがいつもやってるとこ。
やっぱり偵察として分析するなら3試合くらい見ないとダメだね。
正直、昇格が目標の自分たちのグループの大きなライバルになるなと思いました。
これ見てないで対戦してたら、多分選手達に間違った情報を伝えて1週間準備することになると思うんで、負けてたかもしれません。
監督やるなら先入観は捨てろ
そして相手のクレンデスは今季の最初までベテランカテゴリーに所属してて、昨季は練習も週に1回参加してたクラブ。
監督も変わってないみたいだしどういうサッカーをするかは大体わかってたんですが、一応みとくべきだと。
少し選手が抜けてましたが、昨季レギュラーとしてやってた選手たちはほぼ残ってたので、昇格争いのライバルになるかなと思ってたんです。
だって昨季の昇格プレーオフも出てきましたし。
1-4-3-3でウイングを置いて常にサイドに張らせてる、いつぞやのバルサみたいなサッカーしてて、丁寧につないでくチームだったんです。
先週末の開幕戦はホームで2-4で負けてたんですが、まあ初戦だってことであまり気にしてませんでした。
そしたら前半で5-2と負け試合。
攻撃もチグハグだし、守備も相手にスペースを『プレゼントしてる』状態で、結構ひどかった。
まさかの大敗。
たまたま昨季クレンデスの選手達がいたんで話したんですが、選手も影響が出るほど変わってないし、これがサッカーの不思議だね。
ちなみに、このチームはスポーツディレクターが監督も務めてるようなんですが、試合の時しか来てませんでした。
昨季、練習に参加しても1回も会ったことなかったし、練習メニューを考えてるのは別の人だったので、その人が監督かと思ったんですが違ったみたいです。
「ただ先発の選手を決めるだけ」って言われてる監督みたいで、よくそんなんでやっていけるなと思います。
多分新しい選手達の信頼は得られないんじゃないかな。
ま、とりあえず、少しだけスマホで撮ったビデオでも見てしっかり分析してみようと思います。